ラブホテルファンドとは

ラブホテルファンドとはいったいどのようなものなのでしょうか。

実はラブホテルというところは不況にも強い産業とよくいわれています。もちろん少子化などにより成長産業かといえば決して未来が明るい産業とはいえなくても不況時代でも着実に売上を確保する産業として、投資家からは有望な投資先として考えられていました。そこで登場したのがラブホテルファンドです。以前までは連れ込み宿としてイメージがとってもグレーな産業でしたが、明るい清潔なイメージをユーザー側が持ったことにより、エンターテイメント的な要素も取り入れたラブホテルが増えたことによって、数々のメディアではひとつのデートスポットとして取り上げられるようになったのです。

ラブホテルファンドでは、オフィスやマンションなどの不動産投資ファンドとは異なり、新規参入や大手企業による競争も激しい割には、客室回転率がシティホテルよりも高いなどの理由によりファンドとしての高い収益性を期待できるファンドとして注目されてきました。

「新規参入の難しさ=競争の少なさ」もラブホテル経営の強みです。


ラブホテルファンドの将来

このように、不況下でも多くのカップルがラブホテルを利用するなどの需要が期待できたり、シティホテルよりも経営効率が高かったりと、有望な投資先とみる方が多い中でラブホテルファンドは人気が高まった時代もありました。シティホテルでは客室回転率もよいところでも1日2回転のところ、優良ラブホテルでは4回転もするところもあるそうです。

例えば、後継者難や売上減により立ち回らなくなったシティホテルをラブホテルファンドが買い取って、ラブホテルとして運用したり、好立地な場所を見つけてはラブホテルを進出させたりして、高利回りを期待できたのがラブホテルファンドです。

利回りでみてみると、シティホテルの投資利回りは一般的には5〜6%程度に対して、ラブホテルファンドは12%を超える対象もあるそうです。